はじめに:このページについて
このブログ『今の厨房がすべてじゃない。料理を嫌いになる前に。』では、これまで4本の記事を通して、私自身の挫折とキャリアの歩みをお話ししてきました。
- 記事① 個人経営のカフェでの絶望と、そこから再起するまで
- 記事② 給食業界に転職して感じた「3つの絶望」と「5つの救い」
- 記事③ フレンチの経験を活かした施設マネジメントの面白さ
- 記事④ パワハラをきっかけに使った転職サイトの実体験
- 記事⑥ 面接で聞かれたリアルな質問と答え方
- 記事⑦ 給食業界に「資格」は必須?食品衛生責任者・調理師免許のリアル
- 記事⑧ 給食業界(老人ホーム)の1日は?早番・遅番のリアルなスケジュール
- 記事⑨ 人員不足・予算管理のリアル。店長が向き合う「見えない負担」
- 記事⑩ 給食業界への転職で後悔しないための、失敗しない求人の見極め方
このページは、それらすべてを一つにまとめた「完全ロードマップ」です。もし今、飲食業界で「やりがい搾取」に疲れているなら、このページだけでも読んでいただければ、次の一歩が見えてくるはずです。
私がたどってきた道のり
信用金庫を3年で退職し、飲食業界へ。社会人向けの専門学校でバリスタの基礎を学び、コーヒー業界に就職しましたが、パワハラとコロナ禍を経験し、業界からの実質的な「追放」を経験しました。
そこから鹿児島で心身を療養し、転職サイトのスカウト機能をきっかけに、想定外だったフレンチの世界へ。30歳から料理の基礎を学び直し、約2年間フレンチの厨房で経験を積んだ後、当時お世話になった料理長からの紹介で給食業界(老人ホームなどの施設運営)へ転職。現在は店長として5年目を迎えています。
華やかな経歴ではありません。むしろ遠回りと後悔の連続です。でも、だからこそ「今、苦しんでいる人」に伝えられることがあると思っています。
ステップ1:今の職場の何が辛いのか、言語化する
最初のステップは、転職活動を始めることではありません。「何が一番辛いのか」を自分の言葉で整理することです。
- 給料が低いことなのか
- 休みが取れないことなのか
- オーナーや上司との人間関係なのか
- 将来性が見えないことなのか
記事①でお話ししたように、私自身、当時は「なんとなく辛い」という感覚しかなく、それが後悔につながりました。まずは辛さの正体をはっきりさせることが、次の一歩を間違えないために欠かせません。(詳しくはこちら)
ステップ2:給食業界という選択肢を「正しく」知る
「給食の仕事は地味でつまらない」というイメージだけで判断するのは、非常にもったいないことです。
記事②で紹介した通り、給食業界にも給与面や労働時間、厳しいルールといった「絶望」はあります。ただ、それを上回る「休日が制度として守られている」「一人で責任を背負い込まない」「マニュアルがあるからこそ理不尽な叱責がない」といった救いも確かに存在します。(記事②はこちら)
さらに記事③でお話ししたように、施設のイベント行事では自分で考えた献立を形にできる機会もあり、これまでの料理人としての経験を活かせる場面も少なくありません。
「安定はしているけれど、つまらない仕事」ではなく、「制約の中でいかに工夫し、いかにチームを動かすか」という、まったく違うやりがいがある仕事だと、5年間の経験を通して感じています。
実際の1日の働き方が気になる方は記事⑧、店長として向き合っている人員・予算管理のリアルは記事⑨で、それぞれもう少し詳しくお話ししています。
ステップ3:自分の経歴を「武器」として整理する
記事④でお話ししたように、私は金融業界からの転身、そしてバリスタとしての経歴が評価され、新規オープン店からオファーを受けました。異業種の経験は、一見遠回りに見えても、実は思わぬ強みになることがあります。(記事④はこちら)
転職活動を始める前に、これまでの経歴を「何を経験し、何を身につけてきたか」という視点で棚卸ししてみてください。飲食業界の経験しかないと思っていても、コミュニケーション能力やマネジメント経験など、意外な強みが見つかることが多いです。
ステップ4:スカウト型の転職サイトに登録する
経歴の整理ができたら、実際に行動に移すステップです。私が実際に使ったのは、飲食業界特化型で「スカウト機能」がある転職サイトでした。
自分から求人を探して応募するのではなく、職務経歴書を登録しておくことで、企業側からオファーが届く仕組みです。現職が忙しい中でも転職活動を進めやすく、思わぬ好条件のオファーが届くこともあります。
登録は無料で、今すぐ転職する気がなくても「どんなオファーが来るか見てみる」というスタンスで始めることができます。まずは自分の市場価値を知ることから始めてみてください。
資格がないことに不安がある方は記事⑦もあわせて読んでみてください。「資格がないから」という理由だけで一歩を踏み出せずにいるのは、非常にもったいないことです。
ステップ5:面接では「聞いていた内容と実際の業務」を必ず確認する
記事④でお話ししたように、私自身、当初聞いていた業務内容(カフェの軽食調理)と、実際の配属(本格フレンチの厨房での調理師)が大きく異なるという経験をしました。
結果的にこれが自分のキャリアを広げるきっかけになりましたが、こうしたギャップは事前の確認でリスクを減らすことができます。面接の際は、具体的な業務内容や、施設の種類、勤務時間の実態について、遠慮せずに質問することをおすすめします。面接で実際にどんな質問をされたかは記事⑥で、求人選びで後悔しないためのチェックポイントは記事⑩でまとめているので、あわせて確認しておくと安心です。
まとめ:今の厨房がすべてじゃない
ここまで、私自身の挫折と再起の経験をもとに、飲食業界からの転職ロードマップをお伝えしてきました。
大切なのは、「今の環境で無理を続けること」でも「勢いだけで飛び出すこと」でもなく、辛さの正体を言語化し、選択肢を正しく知り、自分の経歴を武器として整理した上で、一歩を踏み出すことです。
今の職場、今の厨房がすべてではありません。料理を嫌いになってしまう前に、自分に合った環境を探す一歩を踏み出してみてください。
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▶ 記事④で紹介した転職サイトの体験談はこちら <img border=”0″ width=”1″ height=”1″ src=”https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=4BCLW5+2SMA0I+5WEE+5YJRM” alt=””>

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